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このところ、お茶や中国茶はちょっとしたブーム。みんななんだか忙しいいま、お茶で“ほっこり”するひとときを求めるヒトが多いのかもしれませんね。

今年4月、芦屋にオープンしたカフェ『Uf-fu(ウーフ)』は、お茶の専門店。でも、よく目にする中国茶のお店とはちょっと違う。NYの街角にでもありそうな、シンプル&モダンなインテリア、見るからに座りごこちのよさそうなソファ、そして、イタリアやフランスの食器…。いわゆる“中国茶”ショップとは一線を画す感のあるこのお店をオープンしたのは、ひとりの男性。お茶好きが高じて、中国に留学までしてしまった大西さんに、お話を伺いました。
その前にまず『Uf-fu』をチェック→

●お茶に魅せられる

−−お茶が好きになったのはいつ頃からなんですか?

高校生の頃から紅茶が好きで、よく飲んでいました。子供のころには喫茶店のマスターになりたいと思っていました(笑)。それで、将来はお茶に関係する職につきたいと思い、まず、とある紅茶専門店に勤めました。そこは、400種以上の紅茶を扱う専門店。それだけの紅茶の銘柄と品番、特徴を覚えるために勉強をしました。そこで、お茶をお求めに来られたお客さんに「このお菓子にあう紅茶はどれ?」といった質問を受けることが多かったんです。それにお答えするために、お茶うけのお菓子と相性のいい紅茶を研究する毎日でした。

そんな時、東京のあるお店で、とてもおいしいお茶に出会ったんです。それが“武夷岩茶”という、とても貴重な中国のお茶でした。とても味わい深くて香りも高い、本当においしいお茶でした。

いずれは独立してお茶の専門店を作りたい、と考えていた私は、こういうお茶を作る人、そして産地を見たい!!、と思い、中国に渡ることにしました。


●単身、中国へ

−−え?! 「中国へ行くことにしました」って、さらっとおっしゃいますが、結構、無謀なのでは…?


北京と上海に合計1年間滞在しました。お茶を買うにも言葉ができなくてはどうにもならないので、大学の語学センターへ留学したんです。そして、平日は語学の勉強をして、週末や連休になると、お茶の市場や産地に出向く、という生活でした。

北京や上海には、大きなお茶市場があるんです。その中のお店は、いろいろな産地から、お茶を売りにやってきた人たちのお店なんです。ですから、その市場のお店をとにかくひとつひとつ回って、少しずつ買っては試飲しました。そして、「これはうまい!」と思ったお店の人に話しかけ、「産地を訪ねたいんですが」と交渉したんです。


無謀ですか(笑)? でも、そういうことを言い出す日本人は珍しいらしく、みんな「いいよ、見においで」と快く受け入れてくれました。しかも、中国では、一度“お客”と見なした人に対しては、とても親切にしてくれるんです。だから、お店の親父さんが、「うちの産地は田舎だから、お前がついて行ってやれ」って、私より若いお嬢さんに。さすがにこちらも気を使うので、それはお断りしました。結局そう言ってくださった方の産地では、その息子さんの案内を受けました。確かに、バスがないような不便な場所だったり、日本人ひとりでは治安の悪い所もあったので、案内があってとても助かりました。


私が感動したお茶、武夷岩茶の産地にも足を運びました。(ちなみに、ここだけは日本からの紹介状を持って行きました)。お茶を作っているのは、40代の男性でしたが、中国国内でも高い評価を得ています。この方が作られるお茶は、とても穏やかで優しい味わいのお茶なのですが、その奥に力強さを感じます。この方の人柄に触れ、「お茶は作り手によって品質が決定される」ということを再確認しました。また、この武夷山の水で飲んだ岩茶もとても美味しかったです。