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そんな時、東京のあるお店で、とてもおいしいお茶に出会ったんです。それが“武夷岩茶”という、とても貴重な中国のお茶でした。とても味わい深くて香りも高い、本当においしいお茶でした。
いずれは独立してお茶の専門店を作りたい、と考えていた私は、こういうお茶を作る人、そして産地を見たい!!、と思い、中国に渡ることにしました。
●単身、中国へ
−−え?! 「中国へ行くことにしました」って、さらっとおっしゃいますが、結構、無謀なのでは…?
北京と上海に合計1年間滞在しました。お茶を買うにも言葉ができなくてはどうにもならないので、大学の語学センターへ留学したんです。そして、平日は語学の勉強をして、週末や連休になると、お茶の市場や産地に出向く、という生活でした。
北京や上海には、大きなお茶市場があるんです。その中のお店は、いろいろな産地から、お茶を売りにやってきた人たちのお店なんです。ですから、その市場のお店をとにかくひとつひとつ回って、少しずつ買っては試飲しました。そして、「これはうまい!」と思ったお店の人に話しかけ、「産地を訪ねたいんですが」と交渉したんです。
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