⇒エリアで探す

 ●芦屋
 ●夙川
 ●苦楽園
 ●その他

⇒ジャンルで探す

 ●レストラン
 ●カフェ
 ●
バー
 ●ショップ


⇒エリアで探す

 ●芦屋
 ●夙川
 ●苦楽園
 ●その他

⇒ジャンルで探す

 ●ファッション・雑貨
 ●美容院、エステティック・ネイルサロン


⇒エリアで探す
 ●芦屋
 ●夙川
 ●苦楽園
 ●その他

⇒ジャンルで探す
 ●クルマ
 ●イベント情報





−−イメージを作り、事業計画書を書くかたわら、村上さんは色々な資料を取り寄せたり、食博へ足を運んだり…と具体的な行動も起こした。しかし、高価な厨房器機や調度品のことを考えると、とても予算内で実現できそうもない。そう、思い悩んだときに、とある人物に会えることになった。

オープン半年前にようやく出会ったこの人物こそ、村上さんのカフェ実現に大きな役割を果たすことになる、田中氏。あんかけやなどのオーナーで、やる気のある人に対してはこれまで培ったプロとしてのノウハウを、プロデューサーとして教えてくれる−−と聞きつけた村上さん、初対面の時に、事業計画書を持っていって直談判。村上さんの熱意に、プロデュースを引き受けてくれた田中氏に、カフェ開業のコツを学ぶことになる。


akuaの店内はとてもシンプル。
でも、鏡、オレンジ色の光、
柱の3つが、ちょうどいい
アクセントになっている。
最初のうちは三日に一度は泣いてましたね(笑)。
考え方が甘すぎる、ずれている、と毎日のように本気で怒られましたから。それでも「やりたいんです〜〜」と食い下がりました。


厨房器機などをリ・ユースで安く入手する方法を教わるなど、現実的な作業を手伝っていただいたんですが、なにより貴重だったのは、「飲食店とは」「オーナーとは」という基本的で、一番大事なことを教えてもらえたことです。あの経験がなかったら、きっとお店はもうつぶれてる(笑)。

●開店へ向けての本格的な第一歩

とにかくまずは場所探しから。色んな物件を見ましたが、なかなかピンとくる物件に出会わなくて。ようやく見つかったのが今の場所なんです。8年間も放ったらかしだったんで、草はボウボウで荒れ果てていたんですが、すぐに「ココだ!!」と直感。プロデューサーに相談してみても、まったく同じ意見だったんです。

それからはもう大忙しでした。とにかく、時間を無駄にすることは、無駄な賃料を払うことになるので、工務店の方との打ち合わせ、家具探し、小物探し…、無数にある“やらなくちゃいけないこと”をこなしました。

普通、お店を始める時って、パートナーを見つけるらしいんですけど、私の場合ぜんぶ一人でやっていたんです。だからぎりぎりになるともう、時間がなくて(笑)。「ここに簾が欲しいの!!」とか、「このバーにCLOSEって書いてくださいっ」とかいって、プロデューサーをホームセンターに走らせたり、ペンキを持たせたり…。オープン直前は本当にばたばたでした。

●いよいよオープン。


ソファやテーブルから、壁の色、床の木まで、探しに探して、ようやく自分でも納得のいく空間が出来上がりました。最初のコンセプトどおり、シンプルなインテリアです。でも、プロの方にはよく、もっと明確なコンセプトを打ち出すべきだ、と言われます。今でも(笑)。お客さんは受身なもので、そのコンセプトを受け入れてお店に来てくれるものだ、と…。

確かにそれもひとつの考え方だとは思うんですが、私は、お店の空間の中でそれぞれのお客さんが個性を出してくれればいいんじゃないかな? と思っているんです。プロの方にはよく「方向性がわからない」なんて言われちゃうんですけどね(笑)。方向性がないのが方向性なんだ、と実はそこにこだわってるんです。

ここに来て、ゆっくりリフレッシュしたり、なにか思いついたり、自由に使い方を見つけて下さるのが一番嬉しいんです。

−−このカフェには書棚が置かれている。一人で来て本を読む人はもちろん多いが、カップルで来て、いつのまにか二人とも眠ってしまっていたこともあるとか。村上さんの意図どおり、一人一人が好き勝手にくつろいでいる、ちょっと不思議な空間ができあがっている。


●akuaのこれから。

あくまでも、「ここに来れば何かができる」という空間であってほしいと思っています。でも、お店のカタチがどうなっていくかは自分でもわかりません(笑)。6月からは、フードのメニューを変えました。これまでよりもう少しちゃんと食事ができるように、と元町にあるフレンチ・レストラン「ラ・ピエール」の石井シェフ、プロデュースによる本格的なフード・メニューが加わりました。ほかにも、空いたスペースを使って色々考えているんですが…まだ秘密です(笑)


−−「人生が楽しくてしょうがない」と朗らかに笑う村上さんは、ほんとうに表情がくるくる変わる。センスを磨くために、と空いた時間にはあちこちにでかけていくというご本人自身、これからどんどん変化していきそうだ。このハコ(店)とワタシはどこか“=(イコール)”なんです、という言葉どおり、村上さんの変化によって、そしてそこを訪れる私達によって、ぐにゃぐにゃと面白い変化を遂げてくれそうな空間。これからもぜひ、注目してほしい。

cafe akua (カフェ アクア)

西宮市甑岩町5-1 (越木岩神社東隣)
 0798-71-9377
苦楽園口駅 徒歩20分