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苦楽園エリア                     これまでのイベント記事を見る→

'07年01月31日に苦楽園のイタリアンレストラン「I VENTICELLI」にて、palashio協賛イベント「2007 春イタリアン」が開催されました。Palashioから募集し参加していただいたみなさまとご一緒に、シェフによる素材の話、パスタの実演などや、ランチを満喫した様子。そして、そのシェフの手から作り出されるお料理の素材について・・・その携わる人々などをご紹介したいと思います!

    

□「I VENTICELLI」の野菜とは

こちらのお店の今一番の注目は、北神戸の野菜。野菜というと、身体にいいことは承知してはいるけれど、おなかは一杯にはならないなぁというイメージではありませんか?何か物足りないとか(笑)

こちらの野菜は違います。葉野菜でさえこちらのお野菜は、しっかり、しゃっきりとしたものが好みのよう。 根菜、豆類という類も多く、しっかり噛み締め食べるお野菜が実に多いのです。そのお野菜たちが主食のお肉に負けないくらいにできてきます!!

お野菜が豊富に盛られているからでしょうか。こちらのお料理はおなかは満腹でも胃にもたれない・・・気がします。 そしてはじめて食べるような珍しい野菜にも巡り合えるのでテンションがあがります(笑)。
その野菜はなんと、阪神間からすぐ近くの北神戸のものだというのも驚きです。



      

イベントをまじかに控えたある日、この"魅惑の野菜”の生産者・・・つまり、北神戸の農家の方々がお店に来店されるということを聞きつけました。これはぜひともに!と、無理を申してみなさんとご一緒させていただくこととなりました。

     □北の山から下山!野菜の人々
 


料理の説明を真剣に聞く皆さん。そして、一番に気になるのが、"私の野菜”探し(笑)、見つけるたびに大喜び♪

いつもはシェフが北神戸へと出向く立場ですが、今回は反対です。北神戸農家集団!!が山からの下山です(笑)。いつもとは勝手が違う様はお互いに少し緊張気味!?イタリア料理をはじめて食べるという方もいらっしゃるようで、 「どんな料理なんだろう?」、 「自分達の野菜がどうなっているのだろう?」
こわごわとも思える表情が見ているこちら側もドキドキとしてくるようでした。

しかし、そんな緊張感もつかの間の事でした。野菜がいっぱいのお皿がテーブルに登場すると、自らが育てた野菜がお洒落に変身している様に驚きと喜びですっかり雰囲気も和やかに♪シェフの手により変身を遂げた自分の野菜を探して、当てあいながら実に美味しそう。

「イタリア料理が、初めて美味しいものだと思ったよ。」「いつもは、生のままか、炊く、くらいしかないと思っていた自分の野菜がこんなにお洒落になるなんて!こんな食べ方もあるんだ!」と本当に嬉しそう。「浅井さんは北神戸ではちょっとした有名人。でも、こんな立派なお店で、本当に有名な人なんだな〜」とビックリ、感心されたり。美味しいお料理と、お酒とで、次第に口も軽やかに、心からお料理を楽しんでおられました。

□地元に築いた絆□

シェフは自らが足を運び、野菜を仕入れにいきます。自分の目で、自分の手にとり、野菜の選抜をします。
「それも、しっかりとみている。やっぱりな。と思うものしか選んでいきません。そして、選んだ野菜は、もう私達でさえ触らせてくれませんよ!手伝おうかなと思っても、断られます(笑)全部、自分ひとりで運び、そして、箱に並べていく。しかも、綺麗にきっちりとね!それは私らでも感心するほどなんです。」と、ご自分の育てた野菜がいかに大切にされているかを実感するように話してくれました。




 
 パスタソースも野菜がいっぱい!

       
      浅井シェフとの信頼はかなり厚い農家の方々。

そんな時、ふと一人の方のつぶやきが聞こえてきました。「このチンゲン菜、茎のところがないね・・・捨ててしまっているのかな?」と。ところが間髪いれず、「浅井さんがそんなことするわけない!ちゃんと、違うところで使ってるに決まっている!絶対に、捨てるなんてするわけがない!」というお言葉が。

野菜のひとつひとつを確認し、丁寧に扱う毎日の繰り返しは、確実に農家の方々に伝っているのですね。さらには、シェフに選ばれるような野菜を育てたい!という農家の方がたのさらなる熱意をも感じ取ることができました。お互いの信頼感の深さを感じられる瞬間でした。こんなステキなスパイラルなら永遠に続け!と思わずにはいられません。

□郷土に根付くということ□

北神戸の野菜は、京都や浪速ほど、有名ではありません。大量に生産されているわけでもありません。しかし、それだからこそ、もっと密に、もっと深く、ここ兵庫という郷土に根付いた心こもったおいしい素材が生まれてくるような気がしました。

人から人、手から手へ。直のふれあいによりつながる郷土という地への根付きの素材。
その思いで運ばれてきた野菜たちはこのイベントの日にもお客様の口にと運ばれていきます。

 


               


野菜の説明とビゴリの実演
□素材のお披露目と実演□

簡単な挨拶もすみ、さっそくイベントの始まりです。まずはシェフによるその野菜の説明です。やはりこの日の野菜もとても美しい!パスタは手打ち麺のビゴリ。このパスタは、シェフの修行先のヴェネト州の郷土パスタで、「トルキオ」というビゴリを作る道具にまたがりシリンダーの先から麺を練りだすという、見た目はうどんにそっくりな太い麺です。しかしよく見るとソースが絡みやすいように表面はざらりとしています。この時点で早く食べた--いいっと叫んでしまいそう〜

もう少しだけがまんして(笑)その素材を今度は調理していきます。お客様たちもカウンター越しに必死に覗いています(笑)

   

調理の間も、イロイロな質問が飛び交いましたが、パスタの方はシェフにかかればあっという間に出来上がり!その後は、優雅に楽しくランチタイムとなりました。素材からみなさまの目で実際に確認してからのお食事はやはり、さらに、美味しいものとなったのではないでしょうか。
今回は、勇気を振り出して、一人で参加してくださった方も来てくださり、実演ではメモをとられている方もお顔が真剣そのもの!食に対する思いが伝わってまいりました。

      
前菜:春苺と春トマトのよそ行き仕立てインサラータ・カプレーゼ
      パスタ:北神戸の朝採れ野菜のトロトロなラグーのブッロ エ アッチューガのビーゴリ ア トルキオ
            メイン: 薩摩豚の軽いサフランとペルノーの風変わりなズッパ ディ カルネ ミモザスタイルで・・・ 

 □Palashio からも…□

イベントとは、実に短い時間ではあります。その時間の間には感じてもらえることは限られているかもしれません。しかし、一人一人が楽しい、美味しい、と感じてもらえれば、その瞬間を共有できるものとしては大変な喜びとなります。

そして、その瞬間を過ごしてくださった方々と出会えた事を嬉しく思います。


 
人それぞれ、舌それぞれ!

みなさまも自分が美味しい!と思えるものを求めて、それぞれの店、それぞれの方法を探してみてください!

そんなひとつのきっかけが、食に対して、素材に対して、お店に対して、さまざまな興味を持っていただけたら、
嬉しく思います。

palashio はこれからも、そんなみなさまにすこしだけ・・・
お手伝いができればいいなと思っております。

 今回はみなさま、本当にありがとうございました。

           (2007,03 maki)
 
I VENTICELLI

  西宮市樋之池町24−16 
  アドール苦楽園1F

  0798-74-0244

→Palashioのインタビュー記事へ
     




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