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関西の料理人を多数輩出し続けている、「大阪あべの辻調理師専門学校」。未来のシェフたちの授業って一体どんなもの?もちろん実習あり、学校の先生方の授業あり。そして、卒業生で、現役で活躍する先輩シェフの講義もあり。その中でも、卒業生であり、20代の頃から講師として、教壇に立つのが『I VENTICELLI』の浅井シェフ。今回は、初めての口述講義に興味津々、生徒さん達と一緒に講義を受けてまいりました!

 −調理理論−
今回の浅井シェフの授業は、朝の一限目。普通の学校と同じ様にホームルームがあり、担当の先生により出欠確認も行ないます。そして“浅井先生”の登場後、講義の始まりです。
いつもの料理実習とは違い、「調理理論」の講義。少し、堅い講義内容に真剣な顔つきの浅井シェフ。
「調理理論」と聞けば難しく感じますが、わかり易く言い換えると、学校を卒業して、社会に出て、どのような生活が待っているか…浅井シェフの現在に至るまでのお話のようです。そう、授業を受けている学生達は、丁度進路を確定する時期なのです。

       −語るだけより“対話”−
授業が始まり、“浅井センセイ”の第一声、「じゃ、質問はありませんか?」うむむっ。いきなりの質問で、生徒さん達はシンと静まり返ってます…どうやら、まずは「語るよりも対話」のよう。ということで、浅井センセイの方から、ご指名された生徒さんからは、「季節メニューのメニュー替えのキーワード(タイミング)は?」ということで・・・浅井センセイの旬の素材の話に移っていきました。

お店では見られないめずらしい、浅井シェフのコックコート姿
 −オーナーシェフ、
    そしてスタッフの中の一人として−

後半は、オーナーとしての仕事、スタッフの仕事。一日の仕事の流れや、店で働くスタッフ達の次第に培われていった各ポジションのあり方。
実際に社会に出てみないとわからない実経験をリアルに話する浅井センセイに生徒さん達は真剣に話に聞き入っているようです。確かに学校の先生では、ここまではわからないだろうなぁ、という細かいお話は、生徒達には貴重なお話ですね。
               −そして、就職へのアドバイス−
そして、最後は生徒達に進路に関してのアドバイス。もちろん、ほとんどの生徒はレストランや料亭など実社会に出て行くことになるのですが、大抵はここでどこに進むかによって彼らの一生付き合っていくことになるだろうジャンル・・・日本料理、イタリアン、フレンチ・・・などが決まっていくのです。若くして、一生が見えてくる大切な選択となるのです。

浅井シェフは卒業時、社会に出るには一年遅れることになるが、働き出したら学べなくなる学問的な時間を取る為に技術研究所に進んだ話をされ、今しかできないことを説いておられました。それは、自分の道が間違っていなかったと、己にも再認識されているかのようでした。
多いに学び、多くを悩める君子たちには、きっと多大な一時間になったことでしょう。


     −我が師と共に職員室で−

お休みの時間は浅井シェフもお世話になった、学校の先生と一休み。なんと、場所は図書館。その向こうには、外国に出てくるような職員室。2000年に立て替えすっかりかわってしまった校舎に浅井シェフも、「こんな所初めて入ったわ〜!!」冗談などを言っていたのに、料理の原書を前にすると、いつの間にか先生達と…やはり、料理の話に!!
         
  
学校の図書館には浅井シェフの料理の出ている雑誌もちゃんとありました。

  −初代卒業生、技術研究所−

その後は、浅井シェフが一年社会に出るのを遅らせてでも行く価値ありと言わしめた「技術研究所」へ。懐かしの校舎は当時のままだったようです。調度そこでは実技中。本場さながらのフルスピードでの作業にビックリ。なんと、自分達のまかないを本番のスタイルで用意するそうなのです。それをみて、やはり興味津々の浅井シェフは、迷惑にならないように・・・でも、「これは何?」、「この素材は?」など、先ほどとは反対に一生懸命に、生徒さんに質問していました。こちらの方は、浅井シェフがいた頃と変わっていないようで、いろいろな事を思い出すかのように懐かしむ光景も。。実は、浅井シェフは、こちの第一期生。卒業番号も「1番」なんだそうですよ!

   


 
−未来のシェフ達に−
卒業してしまえば、なかなか足を踏み入れない「母校」。どんなジャンルでも、このような交流の機会が増えたらば、学生達も色々な視野が広がるだろうに・・・そして、社会に生きる大人たちも、自己を振り返り、昔の心を取り戻す…そんな気持ちになれそうです。
未来のシェフ達も、もっともっと多くの事を感じ取り、素敵な料理人に育っていって欲しいですね。そして、私たちは美味しいレストランに行くのを楽しみにしたいです!
I VENTICELLI

西宮市樋之池町24−16 
アドール苦楽園1F

0798-74-0244

→Palashioのインタビュー記事へ
 
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